ヒューグラントは特別好きでもない(って、特別好きな人がいたか、ワタシ?)し、アバウトアボーイって、なんかしみじみドラマそうだなあ。
と見たことなかったのだが、つい借りてきた。
ヒューグラントが主演で、男の子が出てくるので、もはやその時点で二人が親子のような絆でも築くんかいな、と思い込んでいたのだが、
最初のシーンでどうも違うと分かる。
だって、ヒューグラントの役、ウィル、ってのがどうもどうしようもなく底の浅い男なのだ。
浅薄なのを自覚して、それがどうした、と思っている。
無職、38の男、それがウィル。
あなたは何をやってる人? と聞かれて、ちょっと休みを取ってるんだよ。って答えるんだけど、さらにつっこまれ、
休みの休みを取ってる。
と答える(どこかで聞いたような……)。
亡父の印税で生きる男は、自分で働かずにリッチな生活をしていて、テレビを見たり、音楽聴いたり、スポーツ(しかもビリヤード。バイキンマンか、
お前は)をするだけで毎日が終わってしまう。
そんな男が少年と出会うのは、バツイチ女性が付き合いやすい、というわけの分からない理論を見出したからだった。
いや〜、どこまでもすっぺらな男である。
ヒューグラントって、オックスフォードかケンブリッジか(いつもどっちか分からない)出てたはずだが、この映画を見る前から充分、
薄っぺらなイメージがあった。
(非常にすまない話で)
見事なはまり役だね!!!
でも悲しいことに、このスッペラキャラには妙に他人とは思えない点が……。
そう……、休みの休みを取っている人はここにも一人。
旦那だ!
ある日旦那のメモが出てきた。
1.人生を考える。
2.人生を考えるために、ビーチへ行く。
なぜ、ビーチへ行くのか。
一泳ぎしてから考えるとか云って、泳いだら疲れるくせに。
ウチには、How to get things done (問題などをどう解決するかを書いた本だと思われ)という本があるが、
どうやら読み終われないらしい。
この本を読む前に、この本をどうやったら読み終われるか書いた本が必要だよね、と云う。
もちろん、有名な隠居生活から隠居したい、も忘れてはいけない。
妙な共通点に、考え込む旦那だった。
しかし、そんな男が少年との関わりによって変わっていく。
劇的な変化とかじゃないのだが、確実に変わって行く。変わっていったんじゃなくて、隠れていたモノが出てきたのかもしれないけれど。
思いがけず、トニーコレット
(オーストラリア出身の女優)も出てきていて驚いた。
この人って結構色んな映画に出てるよなあ。
In her shoes ではキャメロンディアスと一緒だったし、Japanese
Story とか、Little Miss Sunshine とか。
どれも面白かった。
今回は、バツイチで12歳の男の子の母親、音楽セラピストとかなんとか云って、ピアノ弾きながら親子でKilling me softly
(日本でも昔CMで使われてた曲)を歌ってた。
本人は離婚からまだ立ち直れてなくてしみじみ歌っているのだろうが、なんか微妙。
(いや、しみじみオカシイ)
くだらないことを色々書いてしまったが、この映画、おもしろい!
シナリオ誰か、探して、Nick Hornby って人の本をベースにして書かれてることを知り、今度読んでみようと思ったもん。
後々までも、ウィルってキャラはホンマ浅かったなあ〜、と思っていたのだが、そのキャラにヒューグラントを選んだ人も凄ければ、
それを受けるヒューグラントも大したもんじゃ。
しかしなんで、ヒューグラントにはそんなイメージがあるのだろう……。人気blogランキングへ
