和訳の本を昔買ったのだが、読まなかった。
J.D. サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」って、タイトルだけは有名だよねえ。
(って思ってるのは私だけか。皆読んでたりして)
何で今さら読み始めたかと云うと、実は本読んだりしている場合ではないのにやっぱり(何でもいいので)読みたかったので、
TAFEの図書館で、薄さに負けてつい借りてしまったからだった。
これなら試験勉強を始める前にささっと読めるかもと……
翻訳本を買ったときも内容についてはさっぱり知らなかったので、オリジナルのタイトルを見て、なんで"The Catcher in the Rye" の邦題がライ麦畑でつかまえて、になるのかよく分からんかった。そして今も分からない。一応、説明は文中に出てくるのだが、
The Catcher in the Rye
って全然聞いたこともない詩の一部で、しかも語り手本人が聞き間違えたとか覚え間違えたとかで、
だからなんなんだとか思っちゃった。
語り手は16のホールデンという少年(いや青年か?)で、いいとこの坊ちゃんらしく、
坊ちゃん学校に通っているのだが成績が悪くてその学校を退学になったところ。
その前にも学校を幾つか追い出されているらしく、
水曜日に家に帰るはずのところを気が向いたので早めに帰ろうとしてやっぱり家に直接帰りたくないからと水曜日まで時間を稼いでふらつくが、
途中で所持金尽きて家に帰りつくまでの出来事を書いた話だ。
私とはまったく関わりのない世界ではあったけど、読みやすいし、なんか知らんが読んでしまう。
若者言葉らしく、and all とか、or anything などという表現が一杯出てくるのだが、
これって私もなんとなく使ってるんだけど。もしかして私って若い?(なわけねえ)
読みながら、あんまり使わないようにしようと思ってしまった。
主人公は16の若造なのだが、よく落ち込む。
タバコを吸い、酒を呑み、別れたはずの元彼女に電話をかけベッドに誘い込もうとしたりして、やってることがリアルに若造である。
あ〜、こんな奴いそうだなあ。と想像できる。
若いころに読んだほうがいい本としてどこかで紹介されていて、もう遅すぎるじゃネエか、とそのとき思った私だが、
これってホントに若いころに読んだほうがいいの?
高校生が頷きながら読むのかしらん。
ネタバレになりそうなのだが、本当に最後まで読んでも特にドラマらしきものはない。
ないけどつい読まされちまった。
そしてこれはなんだったんだ、と。
狙いはなんだ?
と旦那に云ったら、こういうスタイルの本なんだと云われた。
いや、そういうスタイルは分かるけど、なんでこの本はそんなに有名なのか?
納得いかないのは私が16歳の男だった経験がないからなのか。
旦那は私がたまに音読してるのを聞いて受けていたが。
そして私もつい最後まで読まされちゃったが。
それがサリンジャーの筆力と云うものなのか、……どうかはよく分からない。
さきほどちらっとWikipedia
でサリンジャーのライ麦のところだけ読んだら、 どうやらこれはゆるーくサリンジャー自身の若いころのことらしい。
だから迫力があって読ませるのかもな。
本は薄く、英語も難しくない。
過程が面白いので、つい読んでしまう作品。
ああっ、しかし。
これから試験終わるまでは、しばらく読書はしませんっ!!
(2週間ぐらいか)
